インタビュー

Interview

vol.02

保険の仕事は「お客様の話をじっくり聞くこと」それに尽きます

小林 廣範さん|新大阪江坂オフィス(2016年01月~)

プロフィール

損害保険・生命保険を主に取り扱う保険代理店「有限会社ブロードウッド」代表取締役。神戸商船大学(現在は神戸大学海事科学部)、東京都立大学院(現在は首都大学東京大学院)を卒業後、P&Gやローム株式会社などの勤務を経て独立。5年前から始めたというフルマラソンを始め、フットサル、麻雀、ゴルフなどプライベートでは多くの趣味をお持ちで、趣味を通して得た人脈等を仕事にも生かしていらっしゃいます。 有限会社ブロードウッド:https://broadwood.jimdo.com/ 

地方の利用者が東京のオフィスを割安で使えたらいいですね

ー 起業されるまではずっと会社員をされていたのですか? そうです。大学卒業後にP&Gに入社してからほどなく、会社を営んでいた父親が倒れ、戻ってきてほしいと言われたので、一度退職しました。それから、その会社は売却することになって、また会社員に戻りました。いつかは独立したいとの思いを持ちながら、会社員を続けていました。44歳の時に勤めていた会社が早期退職者を募っていたのをチャンスと捉え、独立の道に進む決意をしました。具体的には三井住友海上の代理店研修生として入社し、無事卒業した後に独立しました。 ー 自分で会社を経営していくことに対して不安はありましたか? そんなに不安は大きくなかったです。というのも、先程言った代理店研修生制度というのは、給料をもらいながら仕事を学び、ある程度の業績を積むことが出来たら卒業という形です。収入を確保してからの独立なので、ゼロからのスタートとは違いますし、それでダメならまた会社員に戻るという選択肢もあるかなと思っていました。 ー 奥様は何とおっしゃっていましたか? うーん、いろいろ言っていましたよ!絶対安心まではいかなかったかもしれないけど、退職金も全部渡して、研修中でも給料を頂けるということで、そこは納得してもらいました。でも、今も、民間企業のボーナスが今年は増額傾向なんてニュースを見て、「いいなー」なんて言われることもあります(笑) ー ご苦労はありますか? 全部1人でやっているから、とにかく忙しいです。所属している異業種交流会も朝活が中心で、それが終わってから、そのまま仕事ですからね。土日もけっこう忙しいですね。水曜日は提携先の不動産の多くがお休みだから、休みを取ることが多いです。 ー 不動産会社さんが営業先ですか? 不動産会社へは火災保険を販売しております。収益物件向けの火災保険をメインに営業しています。信用金庫、郵便局の方々と同様に、バイクでお客様を周っています。ビルにバイク置場があるというのが良くて、江坂オフィスに決めました。この辺のオフィスで、置けるところはなかなかないですから。 ー バイク置場の他に当社を選んでいただいた理由はありますか? いろんなオフィスと比べて、オシャレだと思います。コストも安かったし、駅から歩いて5分以内というのも良かったです。見学した時に、椅子も机もついているし、それもいいなと思いました。レンタルオフィスって、賢いビジネスと思いますよ。空き事務所をきれいに改装してレンタルオフィスにしたらオーナーも、僕みたいな独立する人も助かりますし。 ー ありがとうございます!ビズサークルに対して何か要望はありますか? 東京へは月に1回は行くので、東京駅周辺で仮眠室のあるオフィスを会員には格安でレンタルして頂けるサービスがあればいいなって思います。毎回ホテル取るというのも大変ですので。出来れば、東京駅から歩ける神田エリアにあるといいですね。大阪から東京に定期的に行く社長さんは自分の周りにも多いですから、地方のビジネスマンが東京のオフィスを割安で使えるといったサービスの需要はあると思います。 ー 使い心地はどうでしょうか? 入居している会社が多いのでもっと賑やかなのかなと思っていたのですが、僕のフロアは逆に静かすぎるくらい。友人に「いろんな人がいるのって嫌じゃない?」って聞かれることもありますが、全然そんなことないよって答えています。

お客様のためにやることが、いずれは自分のためになる

ー インターネットで加入できる保険も多いですが、代理店を通して契約するのとどこが違いますか? 事故があったときに、ネットでは細かい対応をすることが難しいと思います。損保は、法律に関連することが多いので、知識がないと損してしまうことも多々あります。知識やノウハウがとても重要になりますから、自分が間に入ることで、お客様にとって最善の結果にしてあげたいと思っています。お客様の為に懸命に取り組む事で紹介等頂ける事も多いですから。事故があった時に、お役に立てて喜んで頂けることがやりがいに繋がりますし、今まで契約していた保険よりも安く、しかも事故があった時に凄く助かった等、そういった声を聞くと嬉しく思います。 ー お客様と接する時に大事にしていることは? それは、もう話を聞くことに尽きます。こっちから尋問するのではなくて、自然に話してもらえるようにしています。 ー 起業を考えている方にアドバイスはありますか? 起業する前に何かあった時に助けてくれそうな人に事前に打診しておくこと。自分は石橋を叩いて渡る方だから、中古車ディーラーさんとか知り合いに事前にお話しして、根回しみたいなことはやっていました。出来るだけ大きい企業がいいのですが、小さい会社でも提携先を持たないまま独立してしまうと大変だと思います。どれだけいい商品であっても、簡単には売れない時代ですから。異業種交流会で会う保険代理店の方でも、1年後に生き残っている人は一握りです。サラリーマンでも人との付き合いは大事だけれども、自営業も一緒で、いろんな人と良好な信頼関係を築いておくことが大事です。自分の力だけでやれると勘違いしてはいけないですね。 ー ご自身が会社を続けられている秘訣は何だと思いますか? あせらずいまの仕事を確実にこなしていくことですね。いい意味で、鳴かず飛ばずとも言うかな。飛びそうで飛ばないというか。バブルがあって、リーマンショックがあって、その中で沈んだ会社はいっぱいありますが、私のお客様の多くはそんな時代の変動を乗り越え長く会社を営んでおられます。とにかく永く生き残って、その間に専門性を磨いて、多くのお客様と信頼関係を築いていくことが大切だと思います。 ー 自営業には定年がないですが、いつまで会社をやりたいですか? 75歳まで!保険代理店業界はおじいちゃんおばあちゃんの方が多いですよ。不動産業界も70歳代で現役の方、たくさんいらっしゃいます。 ー 今後のビジョンや夢をお聞かせください。 保険でしっかり業績を重ねて、後々は、不動産業界にも進出して、社員も10人くらいの会社にしたいです。不動産売買をするにはお金が必要ですので、銀行の信頼を勝ち取るのが重要ですので、一つ一つ着実に実績を積んで、社会的信用を高めていくことが重要だと考えています。将来的には自分のビルを2~3棟所有したい。東京に行く度に、ビルを眺めて、いくらいかなーって考えながら、夢を膨らませています。